07】新生児: ₀₃₎熱の測り方

赤ちゃんの熱の測り方:
脇の下で測ります。いつも同じところで測ってください。肛門で測ると脇の下より0.5∼1.0℃高くなります。
30秒、1分間の測定は(実測値である5分後の体温の)予測値であり不正確のことも多く、目安程度です5分間測る実測値出ます。実測値が正確な体温です。
5分より短いと体温は低く測れてしまいますが、5分以上なら何分測っていても同じです。それ以上には体温は高く測れません。

乳児の正常体温(脇の下): 36.3~37.4℃です。
体温は、朝は低め、夕方は高めです。動いた後、食事の後は高めになります。
赤ちゃんは、厚着や暖房の影響で高く測れてしまうことがあります。
おかしな体温が測れたら、しばらくしてからもう一度測ってください。

平熱がどの位なのか知っておきましょう。
平熱を知る為には、1日4回(朝、昼、夕、寝る前)、授乳前で静かにしている時に測ります。

平熱より1℃高ければ、熱があると考えます。
お母さんに伝えたい【子供の病気ホームケアガイド】’13
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07】新生児: ₂₀₎包茎、 

包茎:
亀頭が包皮に覆われていてむき出せない状態を包茎と言います。思春期の前の男の子は亀頭が包皮に覆われている状態が普通です。
軽く包皮をむいて亀頭が見えるなら仮性包茎と言って全く問題ありません。軽く包皮をむいて亀頭が全く見えないものを真性包茎と言います。真性包茎でも年齢が上がると自然に治っていきます。
手で簡単にむき出せる子は、出生時で4%、生後6か月で15%、1歳で50%、3歳で80∼90%、17歳で99%です。
17歳までに99%の子は自然に亀頭が露出して来るので、基本的には、小児期の包茎に対しては治療の必要はありません。
親に皮をむくように勧めたり、病院でその場で無理やり皮をむくこともしません。
5~6歳までは自然経過観察で良いです。
皮をむきっぱなしにして、亀頭を無理に露出したままにしておくと、戻らなくなって、亀頭が締め付けられ過ぎて、亀頭に血液が行かなくなり、亀頭が傷むことがあります。

要治療の状態:
包茎は基本は、5~6歳迄、自然経過観察で良いですが、特に治療が必要な場合は次の場合です。
5~6歳になっても包皮口が極端に狭い場合。
おしっこの線が細い。 
排尿時、亀頭と包皮の間に尿が溜まってしまってスムーズに出ず、包皮が風船のように膨らむ場合。

排尿時、尿がまっすぐ流出せず、散乱する場合。
排尿後でも、尿が包皮内に常に溜まっていて常に下着が汚れる場合。
包皮内に菌が入り包皮炎を繰り返す場合。
しかし、このような場合は稀です。

以前は新生児や小児時期に、割礼(包皮切開術)を行っていましたが、現在は世界的に見ても基本的に、行われていません、又勧められていません。

【子供の病気とその診かた】’15、 お母さんに伝えたい【子供の病気ホームケアガイド】’13
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