ダウン症候群=21トリソミー(染色体異常)の年齢別発生率
下の表は、胎児がダウン症である確率です。(妊娠中期で児がダウン症である確率)
ダウン症の児は妊娠のごく初期に流産することが多いです。流産という形で子宮外に排出されてしまう事が多いです。
流産を免れ妊娠が継続することもありますが、ダウン症の児は、妊娠進行中に子宮内で亡くなったり、又生後の早い時期に亡くなる事も多いので、経過とともにダウン症の児の数は次第に少なくなります。
若い時の妊娠(35歳以前)の方が、染色体異常(ダウン症等)が少ないです。
40才近い方、40歳以上の方等の高齢妊娠の場合は、染色体異常の確率が高くなるので注意して観察します。
20才 1人/1177人当たり。20才では、児がダウン症の確率は1177人中1人です。
25才 1人/1040人
30才 1人/700人
35才 1人/295人
40才 1人/86人
45才 1人/21人 45才では、児がダウン症の確率は21人中1人です。
下記①~②でダウン症等の染色体異常の発見の手掛かりにします。
①妊娠11~13週で胎児の頸部浮腫の有無(全員)
②妊娠18~19~20週頃に胎児奇形の有無(全員)
★①②で異常が有る場合、
★染色体異常の家系、
★染色体異常児を出産したことがある方、
★40歳以上の高齢妊娠の方、
・・・・・・の場合は、更に下記③④⑤へ検査を進めることもあります。
③クアトロ検査
④NIPT検査
⑤羊水染色体検査(確定検査ですが、多少リスクが伴い、費用が掛かります)
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