胎児奇形有無Checkを、できるだけ妊娠21週迄に!
胎児奇形は、どんなに気を付けていても、1%弱の確率で自然の発生します。
胎児奇形には、
生活に支障のないような軽度の場合~生活に支障のある場合~致死性(生きることのできない)の重度の場合までいろいろ程度があります。
修復可能のものと修復不可能なもの、又
単発の場合、多発(複合奇形)の場合があります。
重度の奇形や多発奇形は染色体異常を伴っている場合もあります。
一つ胎児奇形が見つかったら、
①他にも合併奇形(複合奇形)がないか又
②染色体異常を伴ってはいないかも、Checkします。
重度の奇形(修復困難な奇形,致死性奇形)は、できるだけ妊娠中絶が可能な妊娠21週迄に、超音波で診断したいものです。
個々の方によって、様々な考え方、感じ方をされます。
「どんな異常があっても生むつもりなので、奇形Checkは希望しない」
「どんな異常があっても生むつもりだけど、児に奇形等異常があるかどうか見て欲しい」
「生まれてから大変な思いをするような大きな奇形等異常があるなら中絶も検討することがあるかもしれないので、よく診て欲しい」
「胎児に異常がないことを確認して安心したい」と、
当院では、特に、患者様から「奇形Checkは希望しない」という特別なお申し出が無ければ、通常は19~20週頃に胎児奇形Checkします。
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