基礎体温表の見方、基礎体温表でわかる事、 妊娠し易い日,しない日:
通常、生理が来ると低温(低温期)になり、排卵が起こるとその翌日から高温(高温期)になります。
低温期2週間、高温期2週間で、ちょうど4週間(28日)で次の生理になります。
排卵があるのかないのか:
正常の方は、月経開始日から数えて14日目頃に排卵し、排卵翌日から高温期になります。
高温期が無くて低温期のみだと、「排卵が無い」(無排卵)ということになります。
低温期と高温期があると「排卵がある」あることになります。
高温期が9日以下と短いと、「良い卵が出て来なかった、卵巣の働きが悪い」ということになります。
いつごろ排卵したのか:
「低温期の最後の日が排卵日」です。排卵の翌日から基礎体温が上がります。
月経周期が28日の方は14日目に排卵するのですが、月経周期が長い方、例えば月経周期が38日の方は、排卵が10日遅れて24日目頃に排卵します。
卵巣の働きが良いか悪いか:
高温期が9日以下と短い場合は、善い卵が出て来なかった、又卵巣の働きが悪いと考えます。
「高温期が9日以下」がたびたびあるようでしたら、
①採血してホルモン検査をしたり、②女性ホルモン投与したり、③排卵誘発剤を使うこともあります。
高温期が16~17日以上続いていると妊娠の可能性が強いです。妊娠検査をしてみてください。
高温期が16~17日以上続いていると妊娠した可能性が強いです。妊娠反応を調べてみてください。
産婦人科外来での鑑別診断の手順と薬物療法H27
❶妊娠し易い日、❷妊娠し易くはないが妊娠する可能性はある日、❸妊娠しない日
図は婦人体温計(Omron)取説より
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