07】新生児: ₁₂₎オムツかぶれ、カンジダ外陰炎

【オムツかぶれ】
お尻が長時間湿ったままでいると、水分でふやけ、
皮膚の表面から刺激物が吸収されやすくなります。
皮膚が傷み、傷つきやすくなります。
皮膚で微生物が増殖し易くなります。
おしっことウンチが混ざり合ってできたアンモニアで、お尻がかぶれます。
✮✮✮✮✮外陰部が広範囲に赤くなります。

処置(対策)
お尻をぬるま湯等で洗う(濡れたティッシュでも良いです)
お風呂に入れる場合は、石鹸で良く洗う(石鹸使用は1日1回まで)
乾かす
オムツかぶれの軟膏を塗る(オムツかぶれの軟膏としては、ワセリン、亜鉛華軟膏、アズノール軟膏、弱いステロイドの1週間以内の使用、等があります)
こまめにオムツを取り替え、お尻を乾いた状態にします。(中には、オムツを取り替える傍からひっきりなしにウンチをして、お尻が乾いている間が無い子がいますが、)(治りが悪い場合は、便の性状を正常にする指導や治療が必要なこともあります)

【カンジダ外陰炎】
上記の処置では治らない場合、カンジダというカビが生えているカンジダ外陰炎になっている可能性があります。
カンジダ外陰炎になると、お尻の皮膚が見るからに痛そうに、ひどく赤くなったり皮が剥けたりします。(発赤面をみると、発赤面の端から皮が剥けてます)。顕微鏡で見ると、カンジダが見えます。
上記の処置の他に、カンジダを殺す軟膏を1日数回(オムツ交換の度でも良いです)塗ります。カンジダの軟膏はの前に塗ります。数日~1週間位塗ると良くなります。良くならない場合は、別のカンジダの軟膏を処方します。

パンパース小冊子’09、  【子供の病気ホームケアガイド】’13、   【育児のポイントと健康相談】’15
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